2012.11.01

大郷町の小学校へおじゃましました

佐藤三昭の和太鼓ワークショップは、斉藤寛のコミュニケーションワークショップと同様に、依頼先(大郷町教育委員会)からの要望を受け、アーティストとの打ち合わせを重ねながら開発したプログラムの1つです。
 このワークショップでは、単に太鼓の演奏技術を学ぶものではなく、和太鼓の成り立ちと音の仕組みを学びながら、合奏を切り口にした「音」「命」そして「他者との関わり」に気付くための「コミュニケーション体験」そして、「音楽を創り上げる喜び」を体感します。



演奏シーン
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まずは、メンバーの紹介です。
講師:和太鼓作曲家 3D−FACTORY代表取締役 佐藤三昭(右はじ)
族(やから)左から順に 千坂栄介、千葉響、石田陽介、三浦公規
     

和太鼓のワークショップの内容です

P1170165.JPG 和太鼓は何でできているか?
胴体は、縦に立っている木を輪切りにし、くり抜いている(写真の木は、おおよそ60年〜80年生きた)
皮は、和牛の2才ぐらいの雌(背中の川の部分)が最適とのこと。
〜なぜ、和牛の2才の雌なのか?と休憩時間に講師に聞いてみた
雄より雌の方が皮が丈夫で音の出が良いとのこと
2才の雌牛は人間にたとえると二十歳前後で、雄よ            
より雌の方が強いのは人間と同じか〜なるほどと思えた。          

和太鼓は、60年生きた木、2才程生きた動物の皮など、命あるものをいただいて作られている。しかも、同じように作っても、それぞれに音が少しずつ違うため、世の中で唯一の物である。命あるものを使わせていただいているので大事に取り扱うこと、物の大切さを考えさせている。
 ま、太鼓は日本古来から神社(神)や寺(仏)、また、伝統芸能である、能、歌舞伎、相撲や落語、地域のお祭りなどでも使用されて、作り手の魂が込められて作られていることを、再認識させられた。

作曲家の佐藤さんは、打ち方によりますが、音(強い音、弱い音)の違いで感じ方が人それぞれ違う様に、「心の目」で見た音の背景をどう思うか?感じるか?心に感じたままに思い描く事を大事にして曲を作っているとのこと・・・かなり奥が深い。


【1年生】

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≪音を調べる≫
 大太鼓の皮に触って何かを感じた
   ・皮がふるえた
   ・風を感じた
   ・風がぶつかった
   ・風がきたなど感じ方は様々




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≪太鼓を打つための3つのテスト≫
曲あてクイズ       
太鼓のリズムだけ     
の曲あては難しかった    
                 







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音符リズム
音符を体で覚える 
スキップはちょっと  
難しかった





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音の感じ方
音の大・小に合わせ
体を動かす





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初めに、バチの持ち方、構え方から

初めての太鼓にとまどいながらの
体験でした。






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デモンストレーション

さすがプロです。
体育館の中に太鼓の音が響き渡りました。








【2年生以上】

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リズムのひざ打ちを体験
簡単なリズム
ターアー、ターアー、タン、タン、タタァー、
タン、タン、タン、タン、タタァー、ターアー
このリズムがエンドレスに続く

低学年はリズム打ちをじっくりと高学年になるとすぐ覚えるので打ち方に進む





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初めに、バチの持ち方、構え方から

背筋がピーンと伸びて
「決まっているネ」「かっこいいネ」

和太鼓は、お互いに気持ちを一つにしないと音が合いません
気持ちを一つにして打ち込め!!






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3列でリズム打ち

リズムがだんだん早くなる
3分ぐらいで手が痛い、しびれたなどの体感あり

太鼓は打った分だけ撥ね返ってきます
太鼓は生きているのです。
ちなみに太鼓のバチは撥と書きます。
                



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最後はメンバーと一緒に大合奏
祭りだ、祭りだ、お祭り気分で終了。

わずかな時間でしたが、太鼓の魅力を体感できたことと思います。








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デモンストレーション


迫力があり素晴らしい。

子供たちから、アンコールの拍手がありました。







それぞれの曲には、イメージがあって、どのような背景なのか一曲ごとに解説をいただきました。

低学年は体験中心、高学年になると鑑賞中心と限られた時間の中でメニューを少しずつ変えながら1日に60分4回と、かなりハードなワークショップを実施いたしました。講師のみなさんお疲れ様でした。
また、大郷町教育委員会のはからいで、講師メンバー5名は、実施日に児童と一緒に給食を食べて交流を図りました。

大郷小学校の児童は、素直で元気が良く、今回のワークワークショップは、見て、聴いて、体験して、充実感を得たことと思います。
特に、和太鼓の演奏は海外で絶賛されています。日本古来からの和の精神、わびさびの
心、物づくり日本、の古き良き物を見出すきっかけになれば幸いです。

大郷町立大郷小学校
9月26日(水)1年生・2年生
9月27日(木)3年生・4年生は、
10月2日(火)5年生・6年生
大郷立大郷小学校の全児童、先生方、大変お世話になりました。
ありがとうございました。



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大和町の小学校へおじゃましました

このアーティスト派遣事業は、学校へのアウトリーチ事業として実施。学校の要望を聞きながらアーティストと何度となく打ち合わせを重ね、プログラムを開発してきました。
パーカッショニスト・斉藤寛の打楽器・コミュニケーションワークショップは、大和町まほろばホール(大和町文化振興協会)からの依頼(特命)を受け、大和町の各小学校を巡りました。単なるワークショップではなく、打楽器を楽しく「観て」「聴いて」「触れて体感」しながら人とのコミュニケーションに必要な「協調性」「自己主張」「創造力・想像力」を高めることを目標に掲げ、「楽しかった、またやりたい」と感じてもらう感動の共有とともに、児童の心に残る体験のお手伝いができればと思いながら実施しました。
プログラムの内容は、模範演奏から始まります。そして、めずらしい楽器の紹介です。

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左の斉藤さんが持っているのがナイジェリアで生まれたウドゥ。右の行方さんが持っているのがレインスティック。二つの楽器は雨ごいの儀式に使われたとのこと。実施した6日間のうち、1日だけ雨が降りました。







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カフォンはタンスが原形とのこと。









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左:コンガ−牛の皮
右:ジャンベ−ヤギの皮
皮の厚さで音の高低が違います。









《楽器の演奏体験》

打楽器の種類によりリズムを叩いてみる。


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・講師の合図で少しずつアンサンブルを創っていく。
始まる−止まる−始まる−音量を変えたり−テンポを変えたり−止まる−ソロ−全体−止まる










[低学年]
楽器をチェンジして、再度リズム打ち。

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講師の指揮、先生の指揮により演奏。
高学年になると、リズム叩きは簡単に出来てしまうので、少しアンサンブル体験へと移ります。










・2グループに分かれて

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始まり方は?終わり方はどうするか?
途中にオリジナル(パフォーマンス等)を入れることをグループで相談。










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※子どもたちのアイデアを取り入れ、講師がまとめるのですが、ここが講師の腕の見せどころです。











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グループごとに演奏を披露。











昼食では講師が児童と一緒に給食を食べ、コミュニケーションを図りました。

9月の体育館は暑かった。90分という時間でしたが、あっという間に終わったという感じです。

どこの学校でも子どもたちの演奏中の顔が生き生きとしていて、また目の輝きが素晴らしかった。また来年も来てくださいと声をかけられると、講師もそして我々スタッフも疲れがふっとびます。やって良かったと思います。

講師の斉藤さんはこの中から一人でもパーカッショニストが生まれたら素晴らしいことです、と言っていますが、我々スタッフも一人でも多くの子どもたちが音楽を好きになり、演奏したり、鑑賞したりと音楽を愛してくれる人が一人でも増えることのお手伝いができれば大変嬉しいかぎりです。

大和町まほろばホールのみなさま、そして大和町の6小学校の先生方、児童のみなさま、大変お世話になりました。
講師も我々スタッフも貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。

アウトリーチ実施校
9月3日 鶴巣小学校
9月6日 宮床小学校
9月10日 落合小学校
9月11日 小野小学校
9月12日 吉田小学校
9月13日 吉岡小学校
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