2012.11.05

児童館におじゃましました

 コミュニケーション能力育成ワークショップ (平成24年8月20日:榴岡児童館)

 目的:集団コミュニケーションの楽しさを体感することを目的としたインプロ(即興)ゲームを行い ました。
 個性の違うもの同士が協調していく過程はとても大変です。しかし、1つの目標をいっしょに目指すこ
とができたとき、ひとりでは味わえない充実した『楽しい』に出会えます。集団の中で生きていく子ども
達に、集団で努力する楽しさを知るきっかけとなることを目的としてこのワークショップを行いました。

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《まずは準備運動!》

〈種目1〉ハイタッチタイム競争!
『チーム全員が10人とハイタッチするのに何秒かかるかな?』
 目  的:アイスブレイクゲームです。
      ・全体を見る。・チームを意識する。・すばやく動く。・協力する。
種目説明:チーム全員が1人につき5〜10人とハイタッチするのに何秒かかるかを競うゲームです。『自分が早く終わればいい』ではなく、チーム全員が早く終わるためにはどうすればいいのかを考えます。
経過(プログラム進行状況と所感)
自分が動き回るだけで無くまだ終わらない人に声を掛けることが必要となります。自分から積極的に動けず遅れがちな子に対して周りが声を掛けたり寄って行ったりして、回数を重ねるほど時間が短縮されていきました。助ける方も助けられる方も笑顔でした。


〈種目2〉拍手まわしタイム競争!
『拍手で一周回すのに何秒かかるかな?』
 目  的:よく見る。はっきりオファーする。すばやく動く。連帯感。
 種目説明:チームごとに輪になって行ないます。AさんがとなりのBさんに向かって手を1つたたきます。Bさんは、となりのCさんに同じように手を1つたたきます。こうして1つの方向に拍手をまわしていきます.Aさんにもどってきたら全員で座ります。拍手を一周まわすのに何秒かかるかを競うゲームです。
           
 経過(プログラム進行状況と所感)
      相手をよく見るという集中力が大事なのはすぐ分かりますが、相手に伝えるためにははっきりとした行動を起こすことも同様に大事です。このことに気がつくと相手に伝えることを意識した、メリハリのある動作に変わりました。

      
〈種目3〉グループ分けタイム競争!
『決められた時間内でチームを分けられるかな?』
 目  的:すばやく発想し、はっきりと広くオファーする。よく見る。
       フォーカスをみきわめる。イエスアンドする力を高める。
 種目説明:チームごとに行ないます。
       お題を2つ出して、好きなほうを選んだ者同士でグループを作るゲームです。
たとえば『犬が好き』『猫が好き』と提示し、1分以内に『犬が好き』を選んだ者たちと『猫が好き』を選んだ者たちにきちんと分かれることができるかを競います。


【ステップ1】お題を言った後に、ただ『分かれてください』とだけ伝えます。『声を掛け合えばいいんだ』ということに気付くかどうかがポイントです。
【ステップ2】違うお題で、『言葉や文字を使わずに分かれてください』と伝えます。ジェスチャーで発信する子が現れるか。またその発信を受け入れられるかがポイントです。
【ステップ3】お題を複数にして言葉や文字を封印します。発信力・受信力を広げることができるかがポイントです。

経過(プログラム進行状況と所感)
講師のもくろみ通りにステップアップしていきました。声を掛け合うことから始まり、さほど苦労することなくジェスチャーへと進展していきました。お題を表現するジェスチャーを決めるのに仕草で意見交換する様子はまるで手話のようでした。アイコンタクトが強調され、発進力・受信力が共に高められました。




〈種目4〉床に文字を描こう!!
     『一致団結!制限時間内に体を使って床に文字を描こう!』
 目  的:協力する。協調する。工夫する。
 種目説明:チーム対抗で行ないます。1つ文字や形をお題として提示します。 IMGP2443.JPG
      例えば・・三角・四角・ひらがなの『か』や漢字の『出』など。
      制限時間内に、チーム全員が体を使って床にそのお題を描きます。
      ポイントは、全員がその形の一部になっていること。早く仕上げること。
      工夫していること。
経過(プログラム進行状況と所感)
      今までのプログラムと異なり、全体を見て指示するリーダーが必要となるようです。やはり年長の子がリーダー的に指示を与えることになりましたが、指示された年少の子も全体での自分の立ち位置を理解し、自分なりにはねや反りなど細かい表現を加えることで、より一層お題の文字に近づくことができました。



〈種目5〉みんなでジャンプ!
     『呼吸を合わせてみんなで一斉にジャンプできるかな?』
 目  的:グループの一体感をもつ。
 種目説明:チームごとに行ないます。輪をつくり、手をつなぎます。
     【ステップ1】呼吸を合わせて、全員いっしょにジャンプします。作戦会議をする時間を渡します。グループごとに工夫をしたり練習をしたりした後で1チームごとに挑戦します 
     【ステップ2】眼を閉じ言葉を使わず、全員いっしょにジャンプします。作戦会議をする時間を取ります。その後でチームごとに挑戦します。
      
経過(プログラム進行状況と所感)
     リーダー的な子がいた方が進行は早いようですが、みんなで意見を出し合い工夫した方がまとまってうまくいくようです。その意味では作戦会議がとても重要でした。リーダー的な子が提案しみんなでやってみて、タイミングが合わない時は他の子が意見を出し、試行錯誤しながらまとまっていく課程が団結力を生み出していました。



  総括
 参加者の感想は楽しかったということがほとんどでした。わずか1時間30分の短い体験でしたので、仲間内でのいつもの交流とは違うと認識するのは難しいかもしれませんが、今回の「楽しさ」がいつもの、今までのものとは何か性質の違った「楽しさ」として記憶に残ってもらえたら、と思います。
 参加者のなかに軽度の知的障がいがある子が一人いましたが、臆すること無くみんなと溶け込み、周りも自然に接しているのが印象的でした。榴岡児童館の子ども達の多くが、わだかまりを持たずに対応できる性格の素地の高さを持っているのが大きな要因ですが、障がいのある子に限らず、全ての仲間と一緒に目標に向かい力を合わせることを大事にするといじめをなくす方向につながるのでは、と思いました。幼少期に助ける思いやりの心・助けられる感謝の心が養われ、みんなで協力して目標を達成する喜びを育むワークショップの新たな活用方法として児童館や学校に貢献できる可能性がありそうです。




posted by 財団法人仙台市市民文化事業団 | Comment(0) | 児童館